埴輪造りの名人★本部マサ 本部はにわ製作所の埴輪 古墳土偶

埴輪造りの名人、本部マサにより1955(昭和30)年
宮崎市に設立された 本部はにわ製作所の大変見栄えのある埴輪です。
本部マサは宮崎空港から市街地に向かう道路や
県内では官庁や学校、ホテル、公園など、
埴輪の作成を複数手がけています。
肩にとまった小鳥が微笑ましく、素朴な雰囲気を醸し出しており、
古代の風景が思い描けるようです。
大変優れた造型で、現代人の感性にインスパイアされるものがあり、
埴輪造りに並々ならぬ情熱が感じられます。
埴輪本体
高さ35cm
幅16cm
奥行き15cm
重量2.4kg(箱含め2.8kg)
古に想いを馳せて★
★本部はにわ製作所資料 古代文化の栞(しおり)より★
古代文化は石器時代に始まり縄文文化時代文化となり土器を作り始めました。
この時代の土器は縄目の紋様が多く、渦巻文き雲形文様を浮き彫り、
沈み彫りとし装飾は大胆で、その造型の豪華さは
他の国の原始美術の中にも比べ物を見ない位です。
一定の場所に置き、家宝としたものでしょう。
この時代土偶、土面があります。
女体で乳房がある異形な物で安産、多産、疫病等に対する
一種の魔除けで原始的宗教の表れです。
次に弥生文化時代となり、農耕生活が営まれ、
土器は依然、生活の必需品となり、物を入れて持ち運びしたでしょう。
形は小さく一切の装飾を取り去り、姿そのものの美しさを追究し、
曲線の美しさを表しています。無文が多く節目を入れています。
埴輪は古墳時代のもので古墳の周辺に立てられ土止めとも装飾ともなりました。
人物、動物、家、舟等いろいろな埴輪は上代生活をしのばせると同時に、
その明るい温かさは私たちに言い知れぬ親しみを感じさせます。
これは私達の先祖がのこしたものであるから、
そればかりではなく埴輪の造型の上に、
そうした親しみをもっているからです。
現代人の想像もつかない技法と感覚を思うとき、
素朴でおおらかなあの感情は上代人のたくましさを、
いかんなく表しています。
その後、仏像彫刻に優れたものを残したのも、
こうした造型への理解が大いに役立っているのではないでしょうか?
今なお埴輪は私達の中に生きています。
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