日本古美術★鎌倉時代★古瀬戸灰釉瓶子22㎝★壺★花瓶★仏教美術

鎌倉時代、愛知県尾張地方の瀬戸市周辺で生産された
古瀬戸灰釉瓶子(こせとかいゆうへいし)です。
日本で初めての施釉陶器で、
当時高貴なものとされていて、
中国陶器の影響を受けて
瀬戸で研究製作され、
中国陶磁器とはまた違った
日本らしい風格を生み出しました。
こういった瓶は仏教に関わる
用途があったとされています。
通常35~25cmほどが一般的ですが、
珍しく22cmほどとさらに一回り小さく
出土発見時には細かいピースに
分かれてしまっていたようですが、
貫入チジチジと大変細かく入った
美しい釉薬が残っている部分もあって、
ススけた部分の色の調和が絶品で、
丹念な継ぎで仕立てられていて、
正に芸術作品と言えるでしょう。
土器のように露わになっている
きめの細かい上質な陶土が直接見られるので、
良い研究材料にもなります。
中国との交流が垣間見られる
資料的にも大変貴重なものです。
★サイズ(約寸)
高さ22cm
胴径13cm
底径8cm
重量1.6kgほど
古雅な風格は茶室にも大変合います。
日本古の歴史に想いを馳せて★
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